道路会社はきつい?4つの理由といま変わってきている部分を解説

道路工事の求人を見て、「きつい」「やめとけ」という評判に手が止まった方に向けて書いています。


先に言うと、きついと言われる理由には根拠があります。ただ、その一部はここ数年の制度改正で事情が変わりました。


昔のイメージのまま残っている話と、今も変わらない話。この2つを分けて見ていきます。




■「道路会社はきつい」と言われる4つの理由


・夏の路面は気温以上に暑い

まず挙がるのが暑さです。


アスファルト舗装の現場では、気温に加えて舗装材そのものの熱があります。合材は高温の状態で運ばれてくるため、真夏の路面は気温の数字以上の環境になります。


日陰もありません。道路の上に木は生えていないからです。



・早朝や夜間の工事がある

道路工事は、車や人が通る場所で行います。


交通量の多い道路では、日中の通行止めが難しい場合があります。そのため工事の時間帯が早朝や夜間にずれることがあります。


生活のリズムが工事の条件に左右される。ここを負担に感じる人は少なくありません。



・体を使う作業がある

機械化が進んだとはいえ、人の手が要る場面は残ります。


資材や機材の準備と片付け、細部の仕上げ、狭い場所での作業。1日を通して立っている時間も長くなります。


デスクワークからの転職では、最初の数週間で体が音を上げることもあります。



・事故のリスクがゼロではない

安全面も、目をそらさずに書いておきます。


厚生労働省が令和7年5月30日に公表した令和6年の労働災害発生状況によると、建設業の死亡者数は232人で、前年より9人(4.0%)増えました。全産業では746人です(厚生労働省)。


重機が動き、車が横を通る場所で作業する以上、危険は残ります。だからこそ現場では安全パトロールや危険予知活動が毎日行われています。




■制度が変わって、事情が違ってきた部分

ここからが、古い評判との差が出るところです。


「休みがない」「残業が青天井」という前提は、制度の上ではすでに成り立ちません。


建設業には2024年4月から時間外労働の上限規制が適用されました。原則として月45時間・年360時間を超える残業ができなくなっています(厚生労働省)。


暑さについても手が入りました。令和7年6月1日に改正労働安全衛生規則が施行され、職場の熱中症対策が事業者の義務になっています。


対象は、WBGT28度以上または気温31度以上の作業場で、継続1時間以上または1日4時間を超えて行われる作業です。事業者は体調不良を報告できる体制、作業からの離脱や身体冷却といった緊急対応の手順、緊急連絡先と搬送先を定め、作業者へ周知する必要があります(厚生労働省 富山労働局)。


つまり「暑くても根性で乗り切る」という運用は、法令上の問題になります。


ただし、制度が変わったことと、目の前の1社がそのとおりに動いていることは別です。求人票の数値と、面接で聞いた内容で確かめる必要があります。


そもそも現場作業員が何をしているのかを、先に知っておきたい方へ。


現場作業員の仕事内容を見る




■それでも変わらない部分

一方で、制度では動かせないものもあります。


屋外で働くこと。夏は暑く、冬は寒い。ここは会社を変えても消えません。


天候で工程が動くことも同じです。雨が降れば作業ができず、その分の段取りは組み直しになります。


体を使う場面が残ることも変わりません。作業の中身は現場によりますが、屋内の仕事と同じ体力で務まるとは言えないところです。


この3つを許容できるかどうかが、最初の分かれ目になります。




■きつさの度合いが会社で分かれるところ

同じ道路工事でも、条件次第で1日の負担は変わります。求人票を見比べるときは、次の4点を見てください。

  • 現場の場所:通勤圏内で完結するのか、県をまたぐのか。移動時間はそのまま拘束時間になります
  • 年間休日と残業の実績値:数字が書かれていない求人は、面接で聞く対象です
  • 工事の時間帯:日勤中心なのか、夜間工事の比率が高いのか
  • 教える体制:担当が決まっているのか、見て覚える方式なのか

給与の額だけで比べると、この4点の差が見えません。月給が同じでも、片道1時間半の現場と市内の現場では、生活がまったく違うものになります。




■当社の現場作業員の条件

最後に、当社の内容を書きます。


仕事の8〜9割は横浜市が発注する公共工事です。道路の整備、下水道、上水道といった工事にあたります。


作業の中身は、道路の地盤整備、アスファルトやコンクリートでの舗装、上下水道配管などの外構工事、現場測量の補助、資材や機材の準備と片付けです。


現場は横浜市全域がメインのため、移動は市内で完結します。出張は基本的にありません。直行直帰も可能で、マイカー通勤もできます。


未経験・資格なしからの募集で、月給は32万円から40万円です。 経験や資格は問いません。30〜40代の方も歓迎しています。


勤務時間は8時から17時30分、残業は月平均10時間程度です。年間休日は113日以上で、有給休暇の消化を含めた昨年度の実績は126日でした。


未経験で入った方には、経験のある先輩がマンツーマンで付く「バディ制度」があります。資格取得の費用も会社が全額負担します。


ただし、週休2日制は土日ですが、祝日や土曜に出勤する場合があります。この場合は代休を取得し、その月のうちに消化する運用です。


先に書いたとおり、屋外であることと天候に左右されることは当社でも変わりません。そのうえで、休日と残業の条件は数字で出しています。比べる材料にしてください。


選考は、エントリーから書類選考、面接1回、内定という流れです。面接は担当者と工事部長が同席する1回のみで、社長面接はありません。募集要項は採用情報のページに掲載しています。


働きやすい会社かどうかを、求人票から見分ける方法もまとめています。


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